PSAとは
Pressure Swing Adsorption
圧力スイング吸着法
ゼオライトや活性炭などの吸着剤を充填した吸着塔内へ混合ガスを供給し、
加圧(吸着工程)-減圧(脱着工程)を繰り返すことで目的の成分を分離・精製する方法です。

PSAの原理
吸着剤に対する各成分の吸着量の差や吸着速度の差を利用して連続的に分離・精製します。
PSAによる分離・精製の方法
複数の成分を含むガスを入口から圧送することで吸着剤に吸着しやすい成分が多く吸着
吸着剤に吸着されにくい成分は多くが吸着されずに通過
ある程度の時間経過後に減圧することで吸着された成分が脱着
①~③の繰り返しにより連続的に目的の成分を連続的に分離・精製
装置名称の違いについて
同じ原理の装置であっても「目的」や「用途」、「原料ガスの濃度」などを基に当社では以下のように使い分けております。
発生装置:大気(空気)を原料とし、窒素または酸素を取り出す目的の装置
精製装置:原料ガス中の目的成分の濃度が高い(50 %以上)の場合、または不要な微量成分を取り除く目的の場合
濃縮装置:原料ガス中の目的成分の濃度が低い(50 %未満)の場合